茶屋街の残る金沢から加賀温泉郷へ。百万石の食文化を支えてきた酒蔵を訪ね、能登の蔵にも思いを寄せる。
加賀百万石の城下町・金沢と、その南に連なる加賀温泉郷は、豊かな食文化とともに酒を育ててきた土地です。金沢・石引の福光屋は「SAKE SHOP 福光屋 金沢店」を拠点に見学を開催し、バーコーナーでの一杯も楽しめます。小松へ下れば、伝説の杜氏の技を今に伝える農口尚彦研究所が茶室をイメージした予約制テイスティングルーム「杜庵」を構え、西出酒造は土曜限定の「蔵CAFÉぐるり」で仕込み水コーヒーを出す遊び心。加賀・動橋の橋本酒造は「石川県で唯一、無料きき酒ができる酒蔵資料館」を掲げ、個人なら予約不要で立ち寄れます。白山の車多酒造(天狗舞)や山中温泉の松浦酒造のショップも旅程に組み込みやすい立地。なお能登の蔵の多くは地震からの復興途上にあり、金沢の直売所などでその酒を買うことも応援になります。